ニトログリセリン

僕のこころ

超短編小説もどき

六月

「ビー玉みたいだね」 そういったのは真也だったような気がする。無限に広がる夜空を見上げながら僕らは星に手を伸ばしていた。川の匂いと水の怒号に感覚を奪われる。二人で寝転んだ河原は湿っていた。「やっぱり雨上がりに来るんじゃなかった」「ちょっと背…