ホルムアルデヒド

僕のこころ

アートとデザインの違いが分からなくて先生に聞いた

「デザインは人に頼まれてクライアントの指示に従って作るもので、アートは誰の為でもなくお金にもならないのに自分で勝手に思うように作るもの」

先生はそう言ってた

なるほどなあって思った

 

 

で、僕は一体何をしてるんだろう、と思った

 

めちゃくちゃやりたい事でもないのに、サイズやテーマやその時その時の決まり事を守りながらその中で自分を表現して、提出して

いろんなラフスケッチ考えて、これも駄目、これも駄目って自分で切って、企画考えて、素材集めに走り回って

自分がやりたい、こういう風にしたいって、そんなことよりも

提出期限に間に合うようになにか絞り出さないといけない恐怖で動いてる

 

本当に何してるのか全然分からない

何のためにやってるのか分からない

 

いや、なんの為ってこの先生きていくための術を学んでるって分かってるけど

それも、生きてる実感もない

生きていくにはお金が必要

そのためには仕事しないといけない

仕事にできそうなことといえばお絵かきとかくそダサい自作ポエムとかそんなものくらいで

だから今デザインの仕事するために技術とか頭の使い方とか学んでるんだけども

本当にただそれだけでしかない

 

そもそも楽しい感覚がない

ゲームで勝った時の優越感も、結局ただ誰かを踏みつけて上に上がったっていう汚い感情で、楽しみには程遠い

言葉では適当に「楽しい!」って言えるけどそれは嘘

本当はあんまりなんのことか分かってないよ

難しい

感情を抑圧しすぎたせいで自分の気持ちがわからなくなるなんてあの時は思ってなかった

 

ストレス解消法もない

強いていえば、1人で布団に転がってゆっくり眠っている時が一番落ち着く

気持ち悪いけど、朝着替えたあとの自分のパジャマの匂い嗅ぐのとかも落ち着く

 

でもそれもただ落ち着くってだけであってストレスは消えない

 

息苦しくてたまんない

周りに嘘吐き続けるのも辛い

一度ついた嘘だからもう後戻りできない

本当はデザイナーなんて目指してない

生きるためにやれそうな事がデザイナーだっただけでほかのことが出来たら別にデザイナーじゃなくてもよかったんだ

「頑張ろな!」とか、本当は思ってない

「もうちょっとゆっくりやってこうや」って気持ちを押し殺して出た嘘だ

 

僕は嘘の塊だ

言ってることと思ってることが違うんだ

気持ち悪くてしょうがない

僕を罰せるのは僕だけだ

自分がいかに愚かで惨めなのかを思い知れ

僕はそんなによくできた人間じゃない

 

それでも、姉だから、そう、姉なんだよ、上の子なんだよ

だからね、ね、お手本みたいに生きないと、僕の価値がまた一つ無くなる、それは困る

もっと誰かに必要とされたい

必要とされてこそ僕の価値がある

僕が苦しんでまで存在する価値がある

他人がいてこそ僕が必要になる

ねえ僕を一人にしないで

置いてかないで