ホルムアルデヒド

僕のこころ

今日弟のバスケの試合を見てきた

すごく惨めな気持ちになった

 

仲間がいて、信頼しあってて、ボール回してシュートして、楽しそうだった

結局、引退したあとろくに練習もしてなかったくせに弟のチームは勝った

だから明日も試合らしい

 

僕はずっと負けろって思ってた

お前はいつも上手く行きすぎるからちょっとぐらい挫折を味わえって思ってる

でもそんな勝手な願いが叶うわけもなく試合終了後、弟は僕に近づいてきた

満面の笑みでいかにも「俺、凄いやろ??」って顔

さすが5番やなって僕は言った

頑張って笑顔作りながら

 

仲間に囲まれてゲームする弟はのびのびしてて、心の底から嫉妬した

僕にも仲間はいたはずなのに

共に戦い競い合う仲間がいたはずなのに

僕はどうしてああならなかったんだろう

 

僕は1度も心から楽しんで試合したことが無い

相手に屈服することが怖くて、先生や親やチームメイトの期待を裏切るのが怖くて、たまらなかった

仲間は全員敵だった

試合に出られる人数は決まってる

だから仲間を蹴倒すしか、僕が期待される術がなかった

女故に妬まれて陰口とかもあった

「あいつより絶対上手いのに」とかそういうのよく聞こえた

 

でも弟はそういうの無かったらしい

なんてさっぱりしてるんだ、と思った

だから楽しくやれるのか、と思った

 

女の子であることを屈辱的に思ったことは無い

ただ女の子も男の子も同じように感じるだけ

心が男とか心が女とかそんなことはどうでもいい

ただ、今日初めて本気でホルモンバランス的に男性の方が断然得だと思った

まず体つきが違う

よって筋肉のつき方や脂肪のつき方が全く違う

力が全く違う

女であるが故に非力扱いされるのは鬱陶しい

物の考え方も違う

女の人の後先考えて我慢ができるとかそういう所はいいと思う

ただ面白い発想は生まれない

男の人のデザイン見てると思うけど、めちゃくちゃ面白いんですよ

脳の違いだなって思いました

男の人なら外で着替えても多少は許されるしメイクしなくてもその分服装に気を使えばいい

 

そこはまあいいよどうでもいいとして力の差が圧倒的なところがとても魅力的だと

僕にもっと力があれば体力があれば、もっともっと出来ることが増えるのに

ホルモンのせいで無駄に胸とお尻は出てくるくせに力はない

力がないと不便だぞ??

親の影響もあって僕は必要以上に筋肉がつかない体質だ

余計に筋肉がつかない

そして女なので脂肪がまあまあつきやすい

筋トレしたところで結局脂肪の下に筋肉がつく

そして筋肉がついても非力扱いなのだ

 

悔しいというか嫉妬した

弟は得しすぎだと思う

弟からしたら「姉」としての私は羨ましいものかもしれない

でも僕からしたら「弟」としてのお前がものすごく羨ましい

 

上の子は大体いろんなことを試される

下の子はその経験を生かして育てられる

いろんな実験台にされた僕は自分がどれだけ愛されて望まれていたかなんて全く知らない

でも僕は弟がどれだけ愛されて望まれて生まれてきたかをこの目で見ている

その差は大きい

 

自分が生まれてくるところを僕は見ることが出来ないからどんなふうだったか知らない

でも僕は弟がどんなふうに生まれてきてどれだけみんなに可愛がられて息するだけで喜ばれていたかを見ていた

その瞬間に僕は自分の居場所がなくなる恐怖を感じた

それは今も消えなくて何かの拍子に僕に勝てるはずもない弟が僕に打ち勝ち、僕が必要なくなるんじゃないかって恐怖にかられる

 

あーーー不公平だ

同じ人間で兄弟なのに

全然違う人間だ

冷めた考え方とか打算的な所こそ似ているものの

ほかは真逆

 

 

弟はきっと明日負ける

大好きな仲間と一緒に負ける

そして明日最高の相棒を家に連れてきて語り合うんだろう

超羨ましい

羨ましいよ

最高で最低だよ

ごめんね